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AED

AED(自動体外式除細動器)

AED(自動体外式除細動器)は、心臓が異常なリズムになったときに電気ショックで正常に戻すための機器です。2004年から一般市民も使えるようになり、今では学校や企業、公共施設など、さまざまな場所に設置されています。操作は音声ガイドで案内されるので、どなたでも簡単に使えます。AEDの普及により、緊急時の救命のチャンスが広がっています。
AEDが必要な理由
AEDは、心臓が急に止まる「心臓突然死」のリスクを減らすために重要な役割を果たします。心臓が止まってから1分ごとに救命率が約10%低下するとされ、早い対応が鍵です。AEDを使えば助かる可能性が大幅に上がり、特に1分以内の使用で救命率が約90%に達するとも言われています。

◯心室細動とは?
心室細動(しんしつさいどう)は、心臓の心室が乱れたリズムで震えてしまう状態です。このため、心臓がうまく血液を送り出せなくなり、命に関わる緊急事態に繋がります。心室細動が起こると、心臓は血液を全身に送り出せなくなり、数分以内に何もしないと脳や他の臓器に深刻なダメージを与える恐れがあります。心室細動は突然起こることが多く、その時にはすぐに対応することが非常に大切です。
◯AEDの役割
AEDは、心室細動と呼ばれる心臓の異常を検知して電気ショックを与えることで、正常なリズムを回復させる大切な役割を果たします。
心電図の解析
AEDは、胸に貼る電極パッドを通して心臓の状態を自動でチェックし、電気ショックが必要かどうかを判断します。
電気ショック
心室細動が起きていると判断された場合、AEDは電気ショックで心臓の乱れをリセットし、正常なリズムに戻します。
音声ガイダンス
AEDは音声で操作をガイドしてくれるので、初めての方でも安心して使うことができます。

◯ AEDの重要性
心室細動は自然に治ることがほとんどないため、すぐに対応する必要があります。心停止から1分以内にAEDを使うと助かる確率は90%ほどと言われており、早急な対応が大切です。普段から、近くにあるAEDの場所を確認し、講習会やトレーニングで使い方を学んでおくと安心ですね。
リコーAEDサポートパック
◯AED(自動体外式除細動器)
緊急時に誰でも簡単に使えるように設計されています。以下の機能で、迅速かつ適切な対応ができます。
◯ 消耗品を定期的に交換(定期消耗品交換サービス)
電極パッドやバッテリパックなど、必要な消耗品を定期的に交換します。これで、いつでもAEDが安心して使える状態を保つことができます。(※1)
◯ リモートでAEDを見守り(リモート監視サービス)
AEDが自動で行うセルフチェックの結果をリモートで監視し、異常があればお知らせします。AEDの状態をいつでも把握できて安心です。
◯ キャリングバックとレスキューキット
AED本体を保護するキャリングバックや、緊急時に必要なレスキューキットが含まれています。
◯ 多言語対応
日本語と英語の音声ガイダンス機能があり、外国人の方も安心して使えます。
※バイリンガル対応モデルのみ
◯ 心電図の解析
AEDは電極パッドを通じて心電図を自動的に解析し、心室細動が置きているかどうかを判断します。
◯ 音声ガイダンス
AEDは使用者に対して音声で操作手順を案内するため、専門知識がなくても使えます。
◯ 多様な年齢層に対応
未就学児から大人まで対応するモード切替スイッチがあり、幅広い年齢層に使えます。
◯ 定期講習会
AEDの使用方法や心肺蘇生を学ぶための講習会がセットになっており、緊急時に落ち着いて対応できるよう練習します。(※2)
※1…救命活動で使用した電極パッドや消耗したバッテリは交換が必要です。新しい消耗品をお送りいたしますので、使用後は担当営業まで速やかにご連絡ください。
※2…定期講習会は、定期講習会付モデルのみの対応となります。
AEDの使い方
①フタを開ける
電源スイッチを手前に引いてフタを開けます。音声ガイドが流れ電極パット装着指示ランプが点灯します。

②電極パットを胸に貼る
胸部の衣服を脱がし、右胸の上部と左わき腹の2箇所に電極パット貼ります。

③ショックボタンを押す
心電図の解析が始まるので体に触らずに次の音声ガイドを待ちます。周囲の安全を確認し、アナウンス後速やかにショックボタンを押します。
④心肺蘇生
次の心電図解析までの2分間、胸骨圧迫と人工呼吸を繰り返し行います。

※電極パットの装着、除細動の適否、心肺蘇生などの一連の操作は音声ガイド、液晶画面に表示されるイラストとメッセージで指示します。それに従って操作を行ってください。
※商品によっては、液晶画面によるイラストとメッセージでの指示機能が搭載されていない場合があります。その場合は、音声ガイドの指示に従って操作を行ってください。
※商品によってはショックボタンがなく、自動的にショックを実施するモデルもあります。その場合は、音声ガイドに従って操作を進めてください。
※AEDの使用に際しては、周囲の安全を確認し、落ち着いて対応してください。
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